第63回福岡国際マラソン選手権大会 7

3人の忘年会

レース後、デフリンピックメンバー3人による打ち上げは大いに盛り上がった。2人の宿が西鉄グランドホテルに近いというから西通りを折れた居酒屋で。より福岡らしい夜なら中洲を、とも考えたのだけれど(それはまた来年以降にするとして)、店も変えずに5時間以上、飽きなく続いた。

ランナーの飲みは皆、そうだと思う。その場のメンツの話題だけでなく、どこそこのランナーが・・・、何々の大会で・・・という話で尽きない。逆も然り、で全国レベルでお互いに酒の肴にしている、され合っている。

3人の共通はデフリンピックで、当然、この話題に力は入った。マラソン以外の陸上のこと、他競技の状況、大臣表彰、今後の派遣枠・・・等々。中で3人のみならず、選手、関係者に共通する課題が、デフリンピックへの理解、認知度の低い点。

「ランナーズ」にも掲載してもらえたけれど・・・

今回、翌日の新聞に3人の話題を取り上げてもらえた他に、大会直前の「ランナーズ」でも掲載された。読者投稿欄という比較的、地味なコーナーで、一応、僕の投稿という「形」になっているけれど、同じページの「お気に入りのマイコース」より小さいのには泣けてくるやら・・・。もう少し、光をあててもらえないものだろうか、という思いが強かった。4年に1度しかない公的な国際大会。オリンピック並とはいわないまでも、せめてパラリンピック同等にはならないだろうか。

他にも、指定された分量をきちんと守ったはずが、そもそも「投稿」のはずが随分と手を入れられ、改変され、そのせいで明らかな間違いもあったとか、苦情こそしてないけど思うところは大きい。とどめは「二人のことについて触れた肝心の部分がカットされているじゃないか」で、二人には申し訳ない気持ちが強かった。

そんな具合にパラリンピックに比べても、また他国に比べても日本におけるデフリンピックの扱いのさみしいことは悲しいのだけれど、デフリンピックの特徴は障害当事者であるろう者自身が運営する点にある。パラリンピックやスペシャリンピックのように有名な選手の応援やバックアップがない分、ろう者自身が広報兼営業マンを自覚して普及啓発に力を入れている。

「ランナーズ」の件も、2人には「小さくても載せてもらえて良かった」「これまではゼロだったんだから」「今から少しずつでも大きくなってゆけばいい」と言ってもらえた。二人の優しさに慰められて心の中で泣いた。そうだね、3人がゼロから自分たちの力で認めてもらえるよう、後進のためにも、これからもっと頑張らねばと思う。

全日本ろうあ連盟 - » 財団法人 日本障害者スポーツ協会へ「聴覚障害者のスポーツ施策への要望につい て」を提出

競技レベル向上のために努力してきた選手たちにとって、この負担は重荷となっています。

・・・

また、パラリンピックにはメダリストたちに報奨金を支給し、彼らの努力と功績を讃えておりますが、デフリンピックでのメダリストに対しては報奨金の支給はありません。


 

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