第57回別府大分毎日マラソン 9

スタート前夜

ソニック
東海岸の風 ソニック

前日2日、ソニックで大分入り。第50回記念大会に初出場してからこれで別大は6回目。地元防府の5回をこえてフルでは最多。

別府で途中下車し、エントリ受付のビーコンプラザへ。往復ともタクシーでそそくさと移動、受付も手短に済ませる。再びJRで大分までの車窓から2年ぶりとなる別大国道を眺めると、一気に現実的な気持ちが沸き起こってくる。この日は朝からずっと雨。ただ、その分、風はなく、同じく雨中の50回大会で西田選手がそうだったように、この方が記録は出しやすそうに思えた。

大分市内のホテルにチェックイン後、30分ジョグ。激しい雨でびしょ濡れになった、身体の冷えかけたぎりぎりのところまで。夕食は繁華街に出向いて。昨シーズンの福岡からもう、マラソン前でもカーボローディングはほとんど意識せず実行もしなくなったが、だご汁定食で気持ち分だけ充填。

一昨年の福岡前夜同様、アディダスのゲブレセラシエの言葉を静かな心境で読み直してから就寝。

ウェアに迷う

アップはトラックを軽く2周のみ。ゆっくりしていたらスタート時間が迫って慌てる。特に悩んだのがウェア選択。ランシャツ+アームウォーマーか、ランシャツの下にシャツを1枚重ねるか。前者なら黄色のアームウォーマー、後者なら白の。シャツはTシャツか、ハイネックか。準備は入念な分、いざ迷う。予報気温は9度から10度。何度も更衣室から出入りして寒いだろうか暑いだろうか・・・と考える。

スタート直前の競技場は明るい陽光が降り注いでいたので最初、暖かいかなと思ってランシャツにしていた、実際、長袖派はごくわずかだったのだけれど、自分は汗をかけない寒がりな上、若い選手と違ってもう年寄りなのだから、と直前に着直す。福岡の時からさらに選択肢を増やしたのは、Tシャツに加えハイネックのジップアップシャツも用意したこと。

実は金曜夜に妻に頼んで長袖ハイネックの袖部分をカットしてもらっていた。福岡で長袖よりTシャツ+アームウォーマーの暖かさに気をよくしたのに加え、大阪国際で福士が最初、ネックウォーマーをしていたように、より防寒を徹底するなら襟ぐりの開くTシャツよりハイネックが好適だったから。ちなみにジップアップシャツは練習でも普段着でも手放せない。ほんの数年前にはなかったグッズの進歩、充実の著しさにも助けられている。

最後に決め手となったのは、やはり、自分が頼んでせっかく作ってもらったのだから、と妻の行為に報いたかったので。

バタバタしていたから、サングラスをかけ忘れたことにスタートラインに立って気付く。さらにもう一つ忘れていたのはマラソン中継の録画予約。スタート前の選手をクローズアップする別大のクレーン型カメラは有名で、いつもちょっと映っていたのに加え、今回は2列目の外側3番目という絶好のポジションだったのに。実際、たくさんの知人から、かなり映っていたと知らされた。ああ・・・。

いよいよレース展開

スタートは緊張することなく。昨年のびわ湖で38歳ながら上位に食い込んだ実井選手のスタートが印象的だった。他の招待選手、若手が気負っている中、ベテランらしい余裕のスタートを見せていた。僕も年だけはいっているので、大いに見習いたいと思っていたから。

アップが少なかったせいか、トラック2周時点でややきつく感じられる。1kmのタイムが3分23秒くらいだったか、「変だな」と思う。2kmでばらけてきた中、前の集団は、皆、ハーフを楽に70分切るような、はっきりとレベルが一つ上のランナー達。迷いはあったが、後ろも既に離れていた(=多分)から前に付かざるを得ない。追いつこうとして早くも足を使ってしまう。

それでも5kmが17分12秒。昨シーズンの福岡もびわ湖も17分ちょうど。今回、記録を狙うなら、当然、そのラインか17分を切るくらいのつもりでいたのに。かつ、余裕もない。これまでの別大の経験からも最初の5kmはかなり早く入れる、流れに乗れるのだが。「これはまずいな」とはっきり思う。

でも、もう止められない。福岡の時だって最初から集団には付けずに焦った。それでも何とかなった。その経験を活かさねば。


 

  Related Entries


Message

メールアドレスが公開されることはありません。