第62回びわ湖毎日マラソン (11)

2007/03/04 大津市皇子山陸上競技場発着、草津市新浜折返し

シーズンラストラン、30代ラストラン

皇子山陸上競技場
皇子山陸上競技場

ともあれ、シーズンラストラン、30代ラストランを大きな満足感で締めくくることができた。福岡国際の完走記で、「これからが第4期」と述べた。10日後にはいよいよ40歳。今後はさらに年齢との闘いが厳しくなってゆくだろうけれど、11年目となるマラソンも頑張ってゆこうと思える心づもりはできた。

年齢の話題でいえば、今回の出走者中、40代ランナーは2人。Eさん(45)と、(面識はないが)Wさん(41)。2人とも完走はならず残念だったが、走りはどこまでも若さがみなぎっていた。すごい! 一応、今回は40歳直前の僕が最高齢完走者だったことになる(表彰はない)。ただ、もう一人、(やはり面識はないが)同じ39歳のS君は、福岡でも今回も、ものすごい記録を残しているし、38歳のベテラン実井選手も今回、まだ一線レベルで健闘している。

Eさんの凄さは度々、触れている。マラソン全データもいただいているので、市民ランナーの公財産としても、早いところアップしたいつもりでいるが、びわ湖ついでに付け加えると――。3年前の実業団ハーフで僕は、Eさんに競り勝って嬉しく・・・はなかったのは、Eさんがその前週のびわ湖で2:28:47だったことを知っていたから。さらに翌週は日本海マラソンで2:31:26と、涼しい顔で3週連続、中身の濃いレースをこなしていた。信じられないタフさぶりを発揮されていた(きっとこの前後も続いている)。

力をもらい、また与え

こうした選手の活躍が、全国のランナー(だけでなく)をどれほど力付けていることか。びわ湖は特にハーフ資格で出場する現役大学生の多い大会で(今年の目玉は亜大の拓郎選手)、彼らから見ると同じびわ湖でも僕らは「おじさんランナー」らしいのだけれど、おじさんはおじさんのしぶとさで、僕もまだ頑張りたい。

もちろん年齢に関係なく、いつも他のランナーから力をもらっている。今回、県内から出走した5人のランナー。正悟君やT君の力強い走りにはいつも感心させられている(ところで、瀬田唐橋近辺では正悟君への応援幟があったような・・・、滋賀にまですごいね)。以前、別の方から「正悟君と羊の走りにはいつも勇気づけられる」といわれたことがあって、僕も嬉しかったな(実力は全然、違うんだが・・・)。

今回、びわ湖を走る初めての聾ランナーとして、後に続く人のために、また所属する陸上部や地元の山口のランナーのことを思い出して励まされると同時に、彼らにも力を与える走りをしたいと考えながら走ったつもりだ。

速い遅いでなく、力を与え合える、もらい合えるというのがこの競技のいいところだ。

42.195km先の自分

あらためて今回の結果は惨憺たるものである。これまでのマラソンでも潰れたことはしょっちゅうだが、前後半差10分超はワースト。昨年、トイレアウトした別大とも大差ない。

それでも満足感、充足感はこれまでになく大きい。後半の失速が自らの甘えの引き起こした練習不足によるものとはいえ、「何としてでもゴールしてやるんだ」という気迫を持つことができた。脚は潰れていたけれど、気持ちは切れずに走り切れた。怖じ気づいていたスタート前の臆病な状態から目を覚まされ、走ることの本能が呼び起こされた。

走ってみて初めて出会える、走ってみないことには気付けない、ゴール後の自分。

やはり、マラソンのゴールは格別。年に一本、あるいは二本。30km以降の苦しさに打ち克とうとするとき見えてくる、あの光景を味わいたい。42.195km先の自分を見てみたい。

(マラソン1本走ると完走記も長くなるが、これにてびわ湖編終わり)


 

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