第60回福岡国際マラソン選手権大会 etc.

2006/12/03 平和台陸上競技場発着

エトセトラ、で話題各種。

役に立った参加賞

かつては出場資格が世界一のハイレベルであった大会でありながら、出場資格が緩和されても前夜の選手交流の夕べに一般参加選手も参加自由、また、参加賞も充実している等、大会のお得度は極めて高い。

2年前の参加賞だったTシャツ、ブレーカー、手袋(もちろん、いずれもロゴ付き)はどれもセンス、使い勝手とも良く、特にブレーカーなど、旅行の折りに重宝している。

今年はTシャツ、帽子、ナップザック、小冊子「第60回記念福岡国際マラソンプレーバック集」(トレーニングダイアリー付き)。

いずれもレース当日に役立った。Tシャツは当日に着て走った。僕はあまり汗をかかない、体温も上がりにくい体質で、防寒には気を遣う。ここ最近のレースに限っても

2005防府
長袖ランシャツ
初マラソンでも着た10年以上前のものなので重い
2006別大
ハイネックのフィットタイプ長袖シャツ
やっぱりちょっとフィットしすぎるかな、という感じ
2006日本海
ジップアップ長袖シャツ
暖かくていいが、サイズが小さめ

と色々、試してきている中で、今回も新たにジップアップ長袖シャツを注文していたが、大会当日に間に合わず、今回はTシャツ+アームウォーマーで臨むこととした。けれども、持参したTシャツ(別の大会参加賞)よりも、今回もらったばかりのTシャツが、いわゆる、つるんとしたタイプの非常に薄くて軽い、うってつけのものだったから迷わず変更。Lサイズなのでちょっとパンツの中でだぶついたが、今後のためにも丈を詰めておこうと思うくらいに「使える」Tシャツだった。

帽子とナップザックは応援の妻が利用。こちらも帽子は防寒に、ナップザックは両手が空いての応援に、と好都合。紐タイプのシンプルな形で大き過ぎず、のちょうどいい容量な上、ひとつあるポケットにもきちんとジッパーが付いている。

給水とエネルギー確保

給水テーブルにスペシャルドリンクの置けるのは招待選手、Aグループ選手のみで、Bグループ選手はダメ。最近の防府もそうだし、2年前からの別大もそうだ。スペシャルを置けるかどうかで、走りの内容(記録)は全然、違ってくると思うのだが、いずれも出場資格の緩和と引き換えの措置なので、残念だけれど仕方ない。

問題なのは、ゼネラルテーブルの(一般選手の)ドリンクが水だけである点。スポンジもない。市民レースでさえ最低限、ポカリ等があるように、水とスポーツドリンクの両方がほしい。水だけで42kmを走るのは、身体にもつらい。今回、僕も早い段階から脚が痙攣しかけていたのは、寒さによるものばかりでなく、塩分(糖分)の摂取ができなかったせいもあると思う。救いは、ペットボトル(エヴィアンの350ml)でつかみやすかったこと。紙コップではつかむのも飲むのも難儀するから、これはとても良かった。

*別大もペットボトルである点がいい、と以前、完走記にも書いたことがあるけれど、細かいことをいうと、500mlだとちょっと重い。以前までヴァームウォーターで四角タイプが手にしやすかったのに、最近はスポンサーが変わって、別メーカーになっている、丸型のボトルになったのも残念。


スペシャルの置けないBグループ選手にとって、ドリンクで調整できない分、エネルギー補給は各自の工夫の見せ所。何らかの対策(準備)をとった選手も多いはず。掲示板にも書いたが、僕はカーボショッツ(実際はエナジーパワー)を当日、持参。最初、胸のゼッケンの裏にテーピングで貼り止めたが、どうもしっくりこない。アームウォーマーにしのばせることにしたのは、同じ更衣室の選手がそうしているのを見て、僕も真似させてもらった次第。

腕の上から差し入れて肘のところで止めると、腕振りでも落ちず動かず。付けていることさえ忘れるくらいで、走っている最中も気にならない。30km以降に機を見て飲み込むつもりだった実際の成果は、というと、そのまま取り出すのも忘れてしまった・・・のはウソだが、今回の僕はリズムよく走れていたので、もうあえてエネルギー補給もせずに、そのままゴールまで行った。これも今思うには、喉が渇いてからでは給水も遅過ぎるというように、摂っておいた方が良かったように思う。ともあれ、アームウォーマーにしのばせるのは非常にいいアイデアで、寒いレースの時は使えそう。

第60回記念大会で60位

今回は第60回大会。表だって記念大会、という意味合いはあまり前面に出されていなかったが、世界5大マラソンでもない、賞金レースでもない福岡に、日本初レースとなる皇帝ゲブレシラシエの招待に成功したように、当然、主催者の気合いの入れ方は相当に強かったはず。その60回大会で見事に60位。こういうとき、市民レースなら特別賞もあったりするのだが、残念ながら(当たり前だが)何もなし。でも、後で思い出すとき覚えやすくていい。60位という順位にも大いに気に入っている。

第60回記念福岡国際マラソン プレーバック集
第60回記念福岡国際マラソン プレーバック集

先の参加賞のうちの小冊子「第60回記念福岡国際マラソン プレーバック集」──。大会にしろ会社にしろ、あるいは団体にとっても、節目の年には記念誌が出て歴史を振り返るもの。この小冊子もマラソン好きには嬉しい内容。新書大サイズで分量はコンパクトながら、1ページ(ここ10年分は見開き2ページ)にレース展開と写真が掲載されていて興味深く読める。

最終頁には担当者による「あとがき」も記されていて、「作業はマラソンさながらの長期に及んだ」とあるとおり、気持ちの入ったものであることが分かる。

陸上に没頭した中学時代の卒業文集に「瀬古選手のようになりたい」とつづった。1983年の福岡でイカンガーをラスト100メートルでかわす瀬古のスパートが、鮮烈な記憶に刻まれていた。

とあるから、この担当者も僕の1歳下(同じ未年)くらいの同世代なのだろうと思う。

僕のこの完走記もいつか小冊子になる日があるだろうか・・・。

県庁ファイブの活躍

県庁から出場した5名(県庁ファイブ)は、そろって自己ベストで完走。防府でも2名が自己ベスト。以前のように、飛び抜けてレベルの高い部員がいる訳でなく、皆がほとんど同レベルにあるだけに、競い合って全体のレベルが高くなってゆけている。僕以外は皆、まだマラソンの経験自体が少なく、わずかといえるくらいなので、伸びしろは大いに残っている。これからいくらでも縮めてゆけるはず。

師走の福岡を駆けたイエロー軍団の激走の様子をご紹介。

那須選手
2時間37分06秒 第140位
体調を崩している中での強行出場ながらもベストを3分以上更新。期待度と可能性は無限。
(写真:朝日新聞社提供)
古林選手
2時間42分47秒 第231位
陸上部愛の誰より強い前主将。マウスパッドにみんなの写真を挟んでいたのには感動させられた。僕が写っていないのが残念・・・(=撮影者だったから)。右上に枠囲みでも入れてもらえると嬉しいナ。
松井選手
2時間42分52秒 第234位
マウスパッドは「・・・」な現主将。陸上部の誰もが完走は無理、と信じて疑わなかった(向かいの席にいる僕が一番、分かっていると思うが、他の4人が競技場外周で会うことはあっても彼を見かけたことはなく、どう好意的に解釈しても練習しているようには全く思えなかった)が、才能をいかんなく発揮してサプライズ完走。
(写真:朝日新聞社提供)
山村選手
2時間42分54秒 第235位
自他共に認める、部の中では一番のマラソン型ランナー。練習が裏切らないお手本。集団を果敢に引っ張ったよう。
(写真:朝日新聞社提供)

--*--あとがき--*--

1か月以上かけて、ようやく完走記を仕上げることができた。

ネット、ブログの普及で世にランナーの完走記は多いけれど、ひとつのレースにこれほど回を重ねて綴ったページはそう多くないだろう。自分でも少々、あきれている。思い入れの強かった目標、夢だったとはいえ、自分でもこんなに長くなるとは思わなかった。どこまでも個人のページで勝手気ままにつくっているとはいえ、それだけに、今回たまたま首尾良い結果に終わったことの記述が、人によっては面白く思えないものだったかもしれない。積年の悲願に免じていただけたらと思う。

マラソンを走る者ならみんな承知済みの、成功レースなんてほんのわずかで、多くは失敗に終わり、時にはつぶれてしまったときに見るあの地獄・・・。これから先、僕もきっと繰り返すだろう。それでも9本の失敗の次にくる1本の成功を信じて。100回の中の1回のチャンスをつかみに。




 

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