第60回福岡国際マラソン選手権大会 はじめに

2006/12/03 平和台陸上競技場発着

まえがきでもなく、あとがきでもなく

既に3編にわたっているところで、どうやらこの完走記はまだ長くなりそうであるから、今回、【2006年福岡国際マラソン】だけの目次ページを設けることとした。

これまでも、完走記で前後編2度に渡ることは、2003年の防府読売マラソン、2004年の福岡国際マラソンがあった。昨年2005年の防府読売マラソンは4回に渡った。思い入れのあるものは自然と記述も長くなる。フルマラソンは特に、一年に何度も走れるものではないし、そのうちでも本命は一つである。長い準備期間を要するものだけに、他のレースとは比べものにならないほど思い入れが強くなる。

まして、今回、数年来の悲願を達成できた、夢の叶えられた福岡国際マラソンは、これまでの自分のランニング人生の集大成といっても過言ではないほどである。一年間の全てのレースが、これまでの十数年の全てが結実されたものとも思っている。

2001年のボストンマラソンや、2005年のデフリンピック同様、僕にとって、この先将来もずっと忘れられない、大切なレースの一つになるだろう。前の記録を越えるのに4年かかったほどであるから、記録面だけでいえば、次に越えられることはないかもしれない。それだけに今回の福岡への思いは、他のレースのように一話で完結できる分量にはとてもではないが収まりそうにない。この際であるから、長くなることを覚悟して思いを詳細にとどめておきたい。

ひけらかすようなことは避けたいけれど

今回、僕はたまたま運良く結果を出せたが、ことフルマラソンは、なかなか結果を残せない種類のものであることは、僕自身が嫌というほどに味わってきている。そんなときに、他人の成功談を読んでも素直に受けとめられず、面白くないと感じる向きもあるだろう。今回、記録更新を果たせた完走記が自慢話になってしまうことは極力、避けたいと思っている。それでも、封じ込められていた思いの深く重かっただけに、他人には鼻につくような内容になってしまうかもしれない。

もとより、トップページのコンセプトに恥ずかしげもなく掲げているように、あくまで個人的な、どこまでも自分のためのサイトである。アクセス数を増やしたいものでも、検索エンジンの上位に挙がることを期待するものでもない。

読んでもらえる人に、よく思われたいと思うものではないが、ただ長いだけの退屈な話に付き合わせても申し訳ないので、落胆させる前に、不快な思いをするかもしれない前に、あらかじめ承知しておいてもらった方がいいと思い、しばらく長い話になってしまいそうであることを、前書きでもなく、あとがきでもなく、途中ながらまず述べてから、この先を進めてみたい。


 

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