第25回藤公の里マラソン

2006/3/12 大和総合運動公園発着

実業団ハーフを回避

5kmスタート
5kmスタート

この日、山口市で開催された全日本実業団ハーフマラソン。男子は尾方、女子は野口といった招待選手は無論、一般参加選手もかつての箱根のスター達などを含め、全国トップクラスの実業団ランナーで、例年に同じく、全国から錚々たる顔ぶれの集まる大会である。当然、最後尾に近い順位ながらも僕が一年でもっとも出場するのに誇りを感じる大会だ。けれども2年続けてエントリーしながらの欠場となった。

昨年とは意味合いの異なる欠場。昨年はまるで走れる状況ではなかった。デフリンピックで負った深いダメージと、3月に入って追い打ちのごとくかかってしまったインフルエンザ。翌週のマラソンでとどめを刺されて決定的なダメージを負うことになった(・・・後、回復に半年以上の長い時間を要した)。

一方、今年は好調とまではゆかないまでも昨年に比べるとずっといい。この日は風の影響もあったし、何より走らなかった身でいうのは安易過ぎることを承知でいうと、今年、このハーフを走れば、結構、いいタイムが出せたんじゃないかと思う。マラソンのための練習をずっと続けてきたこともあり、ハーフでなら力が出せそうに思える。

もう一本

今シーズンの僕は5km、10km、ハーフ、駅伝・・・のための練習は全くせず、ひたすらマラソンを念頭に練習してきたつもりである。ハーフまでのレースなら、実力がほぼ順当に出るだろうから、例年のように、別大を終えて少し、身体を休ませ、このハーフ向けの練習を少しでもできたら、例えば、職場の駅伝前に、結局、今年も1年に1度の、最初で最後となったインターバル走等をもう1、2回でもできたら、割といい具合に臨めそうに思える。

マラソンの場合、マラソンための練習をこなしたつもりでも、結果を出すのがなかなか難しい。経験の少ない時期なら、ある程度までは簡単にタイムも伸びるが、それ以後は練習量(内容)が結果に直結しない。先週のびわ湖毎日マラソンを見ていてもその思いを強くした。30km世界最高記録を2度塗り替えた、記録保持者の松宮選手(コニカミノルタ)といい、佐藤選手(中国電力)といい、万全の練習と仕上がりと伝えられていたにもかかわらず、結果を出せなかった。また、個人的に注目していた実力ある市民ランナー達も然り。

その性質上、膨大な量の練習が求められるにもかかわらず、必ずしも結果に結び付かない。加えて何度も挑戦できるものでもない。何とも報われない競技である、との見方もできるが、だからこそマラソンは面白い。

別大を不本意な内容で終えて、2週間後の3月末に39歳になる僕が、38歳のうちにもう一本、マラソンを走っておきたい、そのあきらめの悪さから、急きょ、ハーフを回避してエントリーしたのが、この大会である。あと、会場近くにある初代内閣総理大臣・伊藤博文公記念館の前に有名なオムライスの店があるから、という(妻にとっての)目的の方も大きかった。ハーフの方にはエントリーしながらの欠場となった、応援もできなかったことを申し訳なく思っています。

少し起伏のあるコース

ラストの坂、もうひとふんばり
ラストの坂、もうひとふんばり

この大会には初出場。これまで知らずにいたが、今年で25回を数える、小さな市民レースにしては伝統ある大会のようである。プログラムには過去の全部門3位入賞者の氏名、タイムが掲載されていて、見ていると飽きない。

この地域は山口県の俊足ランナーを多数、輩出している、小・中学生の年代から陸上熱の高い土壌である(実業団ハーフへの出場選手も多い)。大会の歴史を見ると、有名なランナーがやはり、子どもの頃から速かったことが分かるし、また、社会人で20年以上も高い走力を維持されている方にあらためて驚かされ尊敬させられる。

今回、僕がエントリーしたのは5km部門。これを見ると、5kmの設置された第8回大会から過去17年、15分台でゴールできた選手がわずかに4名(3大会)であることに気付く(コースレコードはさすがのEさんである・・・)。何度かコース変更もあったようだし、何よりこうした大会では、5kmより10km、10kmより20km(ハーフ)・・・といった具合に、より長い距離の部門に力のあるランナーが集結しやすいのが常であるが、それを差し引いても気になる。・・・果たして、予想していた以上に起伏が激しい。初出場ゆえ折り返しまでは過去の常連上位ランナーについてゆこうと思っていたが、スタート後150mせずにトップに立ってしまったのも余計にきつかった。マラソンの調整には少し、向いてないかもと思えた。10kmの部はもっときついだろうのに、過去の記録の高さはすごい。

もうひとつ、今回、驚いたのは、折り返して気付かされた次走者が中学生だったこと。もちろん、中学生が速くても何の不思議もないのだが、この子はほとんど小学生のようなかわいらしさであったから面食らった。中学1年生でこの走力なら、この先、相当に成長しそうである。この地域の小中学生レベルの高さがあらためて分かる。

小さな大会ながら雰囲気はいい。肉うどんが全員、無料な上、炊き込みご飯、ちらし寿司、豚汁、チーズケーキ、ぜんざい、今川焼き・・・の販売まであって食欲も充分、満たされる。これまで知らなかったのがもったいくらいだ。あと、ファミリー部門の2kmを子どもと一緒に走ったお父さん(お母さん)ランナーがそのまま、10km、5kmの部にも出場できて、今度は子どもに頑張る姿を見せられるのも、いいなと思えた。

肉うどんも美味しかったが、レース後は予定どおり伊藤公記念館前のオムライス店へ。実は、大会名の「藤公の里」が伊藤博文生誕地ゆえの伊藤公からきていることは、会場に近付いてようやく気が付いたことである。山口の出身でない妻には「当然、知っていた」といわれる。先日、妻の笑える話を書いたが、僕の無知の方がもっと恥ずかしい。ともあれ、初めて食べたオムライスも評判通りに美味しかった。

光市陸上競技協会


 

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