第17回夕やけマラソン1/10inほうほく

2005/09/03 角島小学校発着

素敵な大会

第17回夕やけマラソンフィニッシュ
蒸し暑かった一日

元々が美しいロケーションな地だけに観光客は多いところ、今年は映画『四日間の奇蹟』のロケ地となった話題もあって、海水浴客は昨年の2倍近かったらしい。僕はまだ観る機会を持てないが、映画で使われた礼拝堂もしばらく残されるそうで、昨年よりも参加者はだいぶ増えていた。

これまでにも触れたが、本州最西端沖に浮かぶ島の会場へは、着くまでに長い時間と距離を要する、運転だけで結構しんどい大会である。それでも参加する価値は、充分すぎるほどにある。浜風と坂のあるコースは厳しいものの、これほど美しい眺めのコースを持つ大会は他に多くない。参加賞やラッキー賞の数の多さがいい。夕方スタートの、日没後、涼しい風に包まれる頃の閉会式も独特の雰囲気を醸し出す。

奇跡、軌跡、奇蹟

角島大橋が開通し、角島を1周するコースに変わって今年で4年目。昨年、一昨年は台風による崖崩れのため、既に充分、長い坂で苦しんだ選手を終盤、さらに泣かせる厳しい坂の追加されたコース変更があった。序盤に小刻みなアップダウン、中盤の長い坂、そして終盤に険しい坂・・・では、10kmレース、ロードレースと呼べるものではなかったが、今年は道が修復されて、コースも元に戻っていた(ホッ)。おかげで、レースのきついことに変わりないとはいえ、過去2年に比べれば、幾分、楽に感じられた。

3年前の大会、僕の身に突如、魔が乗り移ったごとく、自分でも信じられないような結果が起きた。奇跡だった。地方の小さな大会の、順位なんてもちろん、時の運によるものと知りつつ、意外にも昨年まで幸運が続いた。今年は坐骨神経痛に苦しみ思うように練習もできていない、毎年、下から新たに俊足ランナーが30歳代部門にやってくる、スタート前に誰それが速いということもきいた。それやこれやで、今回はかなり厳しい展開になることを予想していたのだが、結果は、さらに奇跡が続くこととなった。4年続く軌跡となった。映画は4日間だが、僕には、「4年間の奇蹟」である。

1万、ハーフ、フルで、今も破れないでいる自己ベストを連発した3年前は、自分でも、ランナー人生のピークだろうと思っている。・・・いや、思っていた。あり得ないことが起きる奇跡(蹟)、再び、狙ってみたい。

見えない力

土曜開催の大会ゆえにできることで、昨年もそうしたのだが、帰りが夜遅くなることもあり、山口へは帰宅せずに宿に泊まり、翌日は北九州に向かう。大会前日が命日であった学生時代の親友Yの墓参りに訪れるためである。

早逝する人間の多くがそうであるように、才能も素質もなかった僕とは違ってYは野球部を1年でレギュラーとなり、就職後は、企業を退職して一転、プロゴルファーを目指したほどの、才能豊かな男だった。

Yが亡くなったのも奇しくもちょうど3年前。僕の奇跡は、彼の短すぎる人生で果たされなかった力を、彼が分け与えてくれていることによるものではないか。そう、思うことにしている。野球部での一番の親友で、就職後もずっと交友の続いていたYのいなくなったことは今もやりきれない思いだが、忘れずにいることがせめてもの供養だと思っている。


 

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