第12回二鹿しゃくなげマラソン

2005/05/01 二鹿野外活動センター

今年は土砂降りの中

園児らの鯉のぼり
園児らの鯉のぼり

大原湖さくらロードレースでも触れたが、今年の4月は、最高気温を記録したとか、小雨記録を更新したというように、ずっと好天が続いた。行楽や花見に晴天は嬉しいが、この時期、多少は雨が降ってくれないと、植物、農作物は生長しない。せっかくの新緑も映えない。街や野山で日ごとに緑を増してゆく若葉も、ツツジやハナミズキの彩りも、雨に濡れた緑があってこそ。

そう思っていたところに、この日は連休中、唯一の雨模様となる。しかも前夜からこの日の夕方までずっと降り続いた大雨。まるで、天がたまりにたまっていた鬱憤を晴らすかのような、激しい土砂降りとなった。

朝、この雨の中を出向き走るのはどうか、と出場をためらう。引き返すなら高速にのる前だ・・・、と思いつつ、また、高速に乗ってからも前が見えないくらいの激しい雨で低速での運転を余儀なくされて何度も引き返そうかと思った。実際、昨年に続けて最高のエントリーがあったものの、この雨が当日の参加者数に影響したらしい。来るには来たけど、走るのを見合わせた人も多いと思う(特にファミリーの部・・・スタート前、「誰でもいいから走ってください!」の嘆願が繰り返されたらしい)。

靄立ちこめる二鹿
靄立ちこめる二鹿

それでも来る人は来る。走る人は走る。昨年、記したように、訪れるだけの、また、参加して走るだけの十二分な価値ある大会なのである。目玉のやまめのつかみどりが中止になったのは残念だったが、雨に濡れた緑の中を走るのも、それはそれで悪くなかった。雨は雨で楽しめた。何より、ずっと降らなかった雨だけに、水分を存分に吸い込んでみずみずしく潤った緑が、山の景色が美しい。生命力を取り戻したように懐かしい野山の臭いが充満していた。伝説の里は、うっすらともやが立ちこめて、まさしく桃源郷のような雰囲気を醸し出していた。

ナンバー1

車のナンバーは希望ナンバー制でつける人が多いけれど、ランニング大会のナンバーに大きな意味はない。僕は語呂合わせが好きなので、当日もらった番号が面白く読めるものだったら気分はいいが、もちろん、何番だっていい。この大会のちょっと珍しいのは、初めて走った昨年、すぐに気付いたけれど、前年の上位入賞者(6位まで)にナンバーカードの1、2・・・が振り当てられていること。それで今年、エントリー通知のハガキがきたとき、僕は1番になっている。昨年3位の僕のナンバーが1番なのは、去年の1位、2位がともに他県選手だから・・・ではなく、彼ら(広島の俊足ランナー)が今年は申し込んでいないんだな、ということがすぐに分かった。仕事なのか、あるいは、今年は連休の日並びもいいので旅行なのか、胸を借りたかったのにちょっと残念。

締切間際に申し込むことが多い僕は、一桁数字も滅多にない。光栄なのかどうか・・・。ちょっとプレッシャーをもらって走りにくい気もする。でも、1回くらいあってもいいかと、いい経験をさせてもらった。

大雨の中、岩国行きを強行したのも、スタート後、最初から引っ張ったのも、いただいたナンバーに奮起したから・・・というわけでもないけれど、10kmの部のスタート時は少し、雨も弱まってくれて走りやすかった。相変わらず膝はずっと痛く、後半の下り坂では膝が抜けるかと思ったほどだが、いつまで坂が続くんだと音を上げた昨年と違い、今年はコースが分かっていた分、楽に走れた。雨の日は呼吸もうんと楽。しっとりと雨に濡れた緑の山の中を気持ちよく走れた。

いろり山賊
岩国(玖珂)で錦帯橋と同じくらい有名な?いろり山賊

ランナーは走るだけで済むけれど、主催者の側には、大雨の中の運営は大変だったろう。冷たい雨の中でも笑顔で迎え入れてくれるところから頭が下がりました。おつかれさまでした。また、妻の走った5kmの部の同じ職場でやって来ていたという2人のランナーともレース後、少し話をすることができた。レースが終われば皆、雨の中、走ったことを忘れるように、気持ちのいい方達だった。おかげで一日、存分に愉しめた。この日の雨の後、ようやく文字通りに五月の薫風をさわやかに感じられるようになった。


第12回二鹿しゃくなげマラソン (伝説の里 二鹿)




 

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