第32回県実業団対抗駅伝競争大会

さよならカネボウ

スタート!(・・・だけは果敢な筆者左端)
スタート!(・・・だけは果敢な筆者左端)

昨年も記したとおり、苦手な大会。人間関係でもウマの合う合わないがあるように、シューズも当たり外れが大きいように、全てのレースをそつなくこなすのが理想であるけれど、どうも相性のよくない大会というのがある。特にマラソンを走るようになってからは、10月中下旬のこの時期は格好の走り込み期間。まとまった時間のとれる週末はのどから手、ならぬ足が出るほど練習にあてたい。それで余計にこの時期は短い距離をスピードを上げて走る、というのが苦しいというのもある。単に実力不足を思い知らされているだけ、という面も大きいけれど。

カネボウロードと右田岳
カネボウロードと右田岳

長く防府市、山口県陸上界を牽引してきたカネボウ。この大会でも当然過ぎるくらいに常に格の違いを見せて圧勝し続けてきた。けれども、産業再生機構の下で経営再建中となり、陸上部も今年度限りで防府の地を離れることが決まってしまった。防府市、山口県の落胆、悲嘆いかばかりか。カネボウがあったからこその山口県陸上。高いレベルの選手が普通に街中を走る姿を見、また、こうした大会で僕らでも一緒になれることがどれだけ誇りであり、支えであったことか。

今年で最後になるからだったろうか、ほとんどの部員選手が顔を出し、要員にもまわられた。高岡選手さえもコール役で。例によって気さくで素晴らしい人柄の高岡選手、今回は妻に一生で一度のチャンス、とけしかけてツーショットを依頼した時も迷惑な顔一つされずに写真におさまっていただけた。よくいわれるように、日本で、世界で一番になるようなランナーは、他の面でも一番の素晴らしさを持っている。人格、品位もできあがっている。圧巻は5区を走られた伊藤国光監督。往年の走りを見せていただき、これにもまた感動してしまった。

カネボウA5区伊藤→6区渋谷選手
カネボウA5区伊藤→6区渋谷選手

かえすがえす惜しい話であるけれど、悲しんでばかりいても始まらない。これまで与えてくれた感動の数々に感謝し、移転後のさらなるご活躍を応援したい。


コール役(左)は高岡選手
中継所コール役(左)は高岡選手

2005/10/30 防府市右田塚原~徳地町漆尾折返し(6区間28.15km)


 

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