第16回夕やけマラソン1/10inほうほく

2004/9/4 角島小学校発着

名前が先か顔が先か

第16回夕やけマラソンエンブレム
第16回夕やけマラソンエンブレム

ランニング大会への出場が多くなると知った顔が増えてくる。プログラムや成績一覧を見て知った名前が増えてくる。「よく見る(会う)顔だなあ」「よく見る(きく)名前だなあ」。ただ、顔と名前が一致することはそう多くなく、どちらかだけを知っていることが多い。ごく稀に、顔と名前を別々に知っていて、それが結び付かないまま時が過ぎるということもある。

気になるのはやはり、名前が先行する方。名と実のどちらかなら、やはり、実(身)を知りたいものである。お互い、名前を知らなくとも、何度も会う顔なら親しくなれる(ネットはこの逆で、顔を知らなくても名前だけで親しくなれる)。

顔を知って名前を知らない、名前を知っていて顔を知らない、何となく気になる状態が続く場合でも、やがてある時、何かのきっかけで顔と名前の一致する機会が訪れる。「この人が○○さんか・・・」と分かったときは、ちょっとした発見の喜びがある。胸のつかえがおりたような、すっきりとした気持ちになれる。

ランニング大会は自分の結果(記録)だけでなく、それ以上に、他人の結果(記録)が気になる。自分が他の選手と比べて、全体の中のどの位置にいるのか、順位が一目で分かるからこそ面白い。順位が全てではないけれど、順位を知らされない大会では面白くない。結果一覧を見て、今回は誰が速かった、誰の調子が今イチだった・・・等の、自分の知った選手が多ければ多いほど、そうした競技後の楽しみも増えてくる。顔と名前が一致する、というのは、その楽しみが増えることでもある。

強い市民ランナー

名前先行型、というのはいつも上位入賞している選手か、あるいは、自分と同程度の実力、というケースが多い。あと、プログラムにはたいてい居住市町村も掲載されるから、自分と同じ市内の選手にも興味がわく。

今回の40歳代の部で1位の江頭さんも、僕にとって名前が先だった方である。 10年前(1994年)の夕やけマラソンが僕にとって初めて出場したランニング大会なのだが、そのときに名前を知った。ランニング大会そのものが初経験だった僕にとって、周りが皆、知らない人ばかりであった中でも、県外の北九州市というのが珍しく思えたのと、僕より5歳上の年齢で速いことがすごいことのように思えたからである。今でこそ、30歳過ぎ、30代前半は脂の乗っている年齢と分かるようになったけれど、当時は、若ければ若いほど速く走れるだろう、30歳にもなれば力が落ちるに違いないと信じて疑わなかったから。その後も、夕やけマラソンはもちろん、その他の大会でも出場する大会のほとんどで1位か、最低でも入賞しておられる。

ご本人を知るようになったのは、つい数年前のこのとだが、僕の知るのが遅過ぎたくらいに非常に有名な方で、福岡、山口は無論、全国的にも名前の知れた市民ランナーである。僕が触れるのも今更だが、江頭さんのものすごさには目を見張るものがある。短い距離からマラソンまでこなし、何年もの間、ずっと速い(強い)走力を維持しておられる。速い、強いというのも、それがトップクラスになればなるほど、必然的にある一時期(数年程度)にとどまるのが普通だろうのに、江頭さんは一体、いつまで脂が乗っているのだろう、と思うくらいに、ずっと速い。強い。

きっと全国の多くのランナーから尊敬されているはずで、江頭さんのような方がいるのは、本当に非常に励みになる。

江頭さんは特殊な事例だが、ランニングを通して知る人、速い強いだけでない人間的魅力の広がる世界である。

名前と顔が一致しても、それですぐ親しくなる訳でもない。特に僕のように、きこえない身であると、しょっちゅう色んな方から話しかけられながらも親しくなるチャンスを逸している。顔はいやというくらいに知っていても、言葉を交わすことはない、ということがほとんだのだが、それでもちょっとは親しくなってゆけることもあるし、名前と顔が一致して、お互いが認識できるだけでも悪くないものである。大会に出るたびに、少しずつではあるが、そういう楽しみも増えてくる。

時間をかけても

角島コースに変更になる前から、元々アップダウンの多いレースであるけれど、昨年、崖崩れで一部コース変更のあった箇所が未だ復旧できておらず、今年も7km過ぎに急坂の残る厳しいコース設定。結局、フラットなのは最初と最後の一部だけというくらいに上り下りの起伏が続く。8月最終日曜日が十種ヶ峰登山マラソン、9月第一土曜が夕やけマラソンと、ハードなレースが2週続くと足への負担も大きい。このレース後は、毎年、どこかにズキリと鈍い痛みのケガが出る。今年も翌日、足底骨に痛みが出た。

それから、県西端の地の会場まで約2時間を要するロングドライブは、16年目に突入した僕の愛車では車も音を上げる。2年前は何度も水温計が何度もはねあがったり、昨年はパワーウィンドウが動作しなくなったりといった具合に、帰り道では毎年、どこかにガタが出る。今年はついにエンジンが危うし。アイドリング状態ではバスやトラック並みに車体が揺れるようになった。来年は会場にたどり着けないかもしれない。

身体にも車にも負荷の大きい大会であるが、それでも! 毎年、楽しみにしている大会である。今年は参加賞のTシャツのメーカーがこれまでと変わっていて、ちょっとかっこよくなっていた。シンプルなデザインはこれまでどおりですぐに気に入った。これまでも書いてきたように、ホスピタリティが高く、参加賞やラッキー賞の多さが嬉しいといった質の高さは、来年、合併で町制がなくなっても、ずっと続いてほしいと願う大会である。

第16回夕やけマラソンフィニッシュ
この日はあいにくの曇り空


 

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