第13回浜村杯秋穂ロードレース

2004/11/21 秋穂中学校発着

県内外ランナーが大集合

秋穂中学校前
冷え込んだものの、朝から好天

先々週(11/7)は3つのレースのどれに出場するか迷った、結果的に県内のランナーも各大会に分散することとなったのだが、今度は県内ランナーがこのレースに一挙に収束する。といって、魅力あるレースというのでもない。海岸沿いで風が容赦なく吹き抜けてゆく、景色もただ、風が吹き抜けるのに具合がいいだだっ広いだけの、走っていてそう気持ちのいいコースだとは思えない。一応、全国名橋100選の周防大橋を渡るのが、唯一といっていいくらいのPRできるポイントなのだが、この橋の部分が一番、傾斜がきつく、風も強い。僕でさえ、今回、恐かったくらいで、小さな子どもなんか、吹き飛ばされて川(というよりほとんど海)に落ちるんじゃないかと本気で心配した。「あそこが気持ちいい(から出る)」というランナーはそういないはずである。ゲストランナーを呼び寄せるとか、お楽しみ抽選会がある類の大会でもない。

それなのに、この大会は参加者が多い。やはり、20km(やハーフ)という距離は一番、出やすいのだと思う。それから、20kmだけでなく、5km、10kmの他部門も含めてレベルが非常に高いのは、mamoさんが述べているとおり、来月の福岡国際や防府読売マラソンに出場するランナーにとって、格好の調整になるからのようだ。あと、数々の栄誉を持つ浜村秀雄氏──別大マラソン初代優勝者、国内最高記録樹立、ボストンマラソン優勝、メルボルンオリンピック出場──の冠大会というステータスもあるのだろうか。

3年ぶり、晩秋の秋穂路にイエローユニフォーム

FINISH(秋穂中学校)
Finish

僕はここ2年、申し込んでおきながら貧血がひどくなって欠場、というのが続いていた。大会が近付くと、近辺に「レース開催にご協力を」という看板が立てられるのだが、ここ2年はそれを見るたびに、胸中、泣いていた。走ってダメならまだ、あきらめもつくが、何がつらいといって、走れないで棄権するほどみじめなものはない。それだけに今回は、感無量、というのは大袈裟だけれど、朝、秋穂に向かう気持ちは他の大会とはまた違う、嬉しさがあった。

3年ぶりに出てみると、コースが一部、変わっているのに少し面食らう。7km過ぎの折り返しは交通規制で車を停めれないからなんだろう、藤尾山公園の連絡橋(歩道橋みたいに道路の上を横切る形)を渡るべく、ぐるっと旋回するようになっていた(うってつけの場所にあるのが憎い)。その分、16km過ぎの浜内折返しがとってつけ加えられたようにぴょこんと走路がずれているし、ラストのゴール前も10kmの部選手と交じらないように、反対側の坂を最後の最後に駆け上がるようになっていた。ちょっとしたことなのではあるけれど。

最初1kmだけ調子いいなと思ったら、案の定、すぐにペースダウン。3番手グループとして4kmで後ろに十数人の集団に追いつかれているのに気付く。「やっぱり、レベル高いな」と思う。「5kmや10kmと違う20kmレースで、おまけに前半が強い向かい風なのだから最初から飛び出しちゃダメだな」とも反省。格好の風よけラビットとなった。でも、ペースメーカーとしては失格。追いつかれてからでさえ、キロごとのラップは3分1秒、3分2秒があったり、3分50秒があったりと、僕にペースをつくる力は全然、ない。

終わってみると、このでたらめなペースが追いついた後続のランナーを(結果的に)揺さぶったのか? 意外にも初めての入賞。表彰される6位までの選手中に自分がいるのは非常に場違いのように感じられた。20kmは、28歳の時に初めて走ったサザンセトでの記録がずっとベストのままだったのが、これでようやく更新できた。その間、この大会を初めて走った7年前、30歳のときは1時間25分56秒もかかって、おまけに随分、年上の女性ランナーにも抜かされたことがあるだけに、思いもひとしおである。

維新公園ランナーズ

はためく秋穂ロードレース旗
天気は良かったものの、風は強く

それから、この完走記でも度々、述べているとおり、段々、知ったランナーが増えてゆくのも面白い。今回も県内外のランナー、だいぶ分かるようになったなあ。

ところで、山口市には維新公園競技場の外周にジョギング用コースがあって、ここは、東京でいえば皇居、福岡でいえば大濠公園のように、仕事を終えた夕方~夜間、また休日に大勢のジョガー(と、それに負けないくらいのウォーカー)で賑わう。そこに今春から「見たことのない速いランナーが現れたなあ」と思っていたら、3年前のこのレースで、途中、少し競った(そして振り落とされた)梅本君で、今、周南市から県庁に派遣されているのだと知った。

このレース前水曜日、県庁陸上部の練習日として競技場が使えるからと、今年2月以来、9ヶ月ぶりという、実に久しぶりに数名の部員が集まってペース走(という一応、もっともらしい名前のメニュー)を行ったのだが、そこに、彼も加わってくれていたのに驚いた。でも、実は僕も前々からずっと「県庁にいる間はどうぞ競技場を使って一緒に練習しよう」と思っていたので、嬉しかった。今回の練習も十河君が声をかけてくれて実現したもの。こちらも僕の方でも、かねがね「みんな、<部>なんだから、たまにはそれらしく集まって練習しようゼ」と思っていたところ。

でも、僕自身、計画的に練習する方でなく、その日の体調で走るかどうかを勝手に決めるから呼びかけづらかった。あと、きこえないという身では、こういうところで聴者に対してリーダーシップを取りづらいところもあった(逆もそのはずで、きっと、みんなも「何をやる」とか、どんな情報がある、とか、簡単なことでも僕には声をかけられないところがあると思う(*))。この水曜日も体調が悪くパスするつもりでいたけれど、十河君の熱意に応じて、また、梅本君がいてくれたから、おかげで僕にも非常にいい練習になった(今回のレースにもきっちり効果が出た)。あと、寒い中を、ずっと立ったままタイムを計ってくれた監督とマネージャーにも感謝。

昨日土曜も40km走という、ハードなメニューがあったのだが、今年度は新部員も加入したことで、ちょっと今、部内もいい感じで燃えている。宇部のmamoさんも参加を申し出てくれた。きくと、たくさん参加があったよう。僕は金曜夜に会議があったこともあり、朝早いスタートに合流できなかった。残念だったし、申し訳なかった。今後も外部から是非、大いに参加してもらい、刺激をもらいたい。

常々思うのだけれど、維新公園でいつも走っているランナーは皆、レベルが高い。単に速い、というのではなく、それぞれ各自の年齢や走力で、走るということに対する姿勢が高い。特に50~60代とおぼしき年配の方の熱心さに頭が下がる。皇居や大濠公園よりもこぢんまりとした小都市な分、常連は大体、みんな顔を覚えてしまえるところもいい。他のランナーの姿から学べるところが大きい。

ここで走っている人のことを、僕は勝手に「維新公園ランナーズ」と呼んでいるのだけれど、これも常々思っている、県庁陸上部とか所属云々に限らず、タイムトライアルとか、インターバルとか、ペース走とか、競技場を使って、あるいは外周で、それっぽい練習のときは一緒にやれれば、なおいいと思っている。

*会場で声をかけていただけた方、全然、要領を得ずにすみませんでしたが、でも、ありがとうございます。「今後も大いに声をかけてください」とはいえないのがつらいところですが、嬉しく思っております。


県庁陸上部ランナーの一部(写真提供:松井君)

ゴール地点、みんな苦しそう・・・。(風が強かったからね)

宮崎選手
宮崎選手
山田選手
山田選手
山村選手
山村選手
綿谷選手
綿谷選手
古林選手
古林選手

 

  Related Entries


Message

メールアドレスが公開されることはありません。