萩開府400年記念 第5回維新の里萩城下町マラソン

2004/12/12 萩ウェルネスパーク発着

朝日VS読売の休戦で、初出場

ゴールは萩球場
ゴールは萩球場

過去4回、防府読売マラソンの開催日と重なっていたから出場できずにいたが、今年初めて両大会の開催日がずれてくれた。僕も念願かなって初出場。

その4年、エントリーしていない大会ながら、この大会にかける主催者側のものすごい意気込みは毎年、伝わってきた。とにかく、PRがすごい。共催の朝日新聞社、YAB山口朝日放送というマスコミをフルに使って大がかりな広報が行われる。夏前から早くも参加要項、申込書が黙っていても目につくようになる。ロードレースの案内文書を職場の回覧で目にしたのは、後にも先にもこの大会くらいである。きっと、ありとあらゆる場所に送っているのだろう。もちろん、TVや新聞でも繰り返し宣伝が打たれるし、県外参加者を集めるには最も効果的と思われる、ランニング情報誌『ランナーズ』にも申込書が挟まれる。

防府に出ている身としては、「何も同じ日にぶつけなくても」という気持ちがあった。そもそも、30回を超えて先に定着しているのは読売マラソンの方。それが分かっていて、敢えて同日開催にして勝負を挑んできたのか? 当然、防府読売マラソンも、開催が近付いてくると読売新聞の紙面が賑やかになってくる。このあたり、ランナー以上にお互いのライバル意識をむき出しにした<朝日>VS<読売>の熾烈な戦い、──というか、朝日の殴り込み的宣戦布告が、ひしひしと伝わってくるのである。とりあえず、今年は休戦、というところか。

ちなみに、今年、イチローのメジャー最多安打記録、262本にちなんで、「イチローロード」の愛称にしようという動きが一時、あったのが、山口県の南北を縦断する国道262号線である。結局、イチロー側の要請で断念したのだが、この262号線はまさに維新の志士が駆けた萩往還と重なる、防府と萩を結ぶもの。同じ歴史を共有する都市同士でもあるのだから、同じ県内で、同じ日に同じ種類のイベントで人を取り合わないように、できれば仲良くしてほしいものである。もう一つ、中国新聞社がバックアップする大島一週駅伝も防府読売と重なりやすい。防府も萩も大島も、どれもいい大会で、できれば僕は全部、出たい──といのは欲張りかな?

山口の国道262号を「イチローロード」に (中国新聞・地域ニュース)


萩まちじゅう博物館

土塀の残る街並み
土塀の残る街並み

今年、萩開府400年記念に合わせて、萩博物館が11月にオープンした。この博物館を、ひとつの施設、点にとどめることなく、数多くの歴史的遺産が残る萩の街並み全体を博物館ととらえる観光地作り、まちづくりの取り組みを「萩まちじゅう博物館」構想と呼んでいる。

日本に城下町は数あれど、「江戸時代の地図がそのまま使えるまち」は日本で唯一、萩だけという。これは萩市特別学芸員の一坂太郎氏も11月28日付け中国新聞で、述べられている。──毛利氏が萩に築城したのは、徳川幕府の命によるもので、いわば不本意なものであった。本来は交通の要所でもあり、地形的にも恵まれた瀬戸内側の防府に城を構えたかったが、それは幕府が認めなかった。萩はいわば、押しつけられた城下町である。けれども、この不本意な築城がゆえに、江戸時代の風景を今なお目の当たりにすることができる。400年前と同じように息づいている。萩は歩く速度に合わせ、設計された町だから、歩いて回るのが一番ふさわしい──。

このあたりは萩市民、山口県民、また、萩を訪れた方ならきっと誰もが同意されるだろう。風光明媚な地、萩は、月並みな表現になるけれど、本当に何度訪れてもいい街である。冬の椿も悪くないけれど、できれば春先から初夏の、青い海と夏みかんの花が土塀に映える頃が一番、いい。新聞社同士の争いはともかく、萩の良さは強調してもし過ぎることはないので、是非、県外の方も訪れてください。

Web萩まちじゅう博物館


失速

その強力な宣伝活動に加え、過去4年、出れなかった防府出場組も参加できるとあって、今年は過去最多の申込みだったという。僕も10kmの部に出場。

序盤、そのつもりはなくとも先頭に立ち、しばらくは、ちょっとの差を付けて(いたと思う)引っ張ったが、終盤、大きく失速。9km手前で萩校生2人と杉山さんに追いつかれ、総合4位でゴール。一番、避けたい、情けない展開となってしまった。

杉山さんに負けるときはいつもこのパターン。自分の実力不足と、それにしても、いつもやられる杉山さんに脱帽。「とても40代には見えない」という妻の弁が示すとおり、走りも身体も若々しい。30代の部1位といっても、30代を代表して恥ずかしい限りである。

タイムもぱっとせず、来週が不安になった。そんな僕とは対照的に、今回、5kmの部に出場した妻は──あくまで相対的にであるが──結構、順位がよくて、大喜びであったのも、肩を落とす僕に追い打ちをかけた。


第5回 維新の里 萩城下町マラソン



 

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