第67回中国山口駅伝

2004/1/25 宇部市役所~山口~防府~周南市役所(7区間 84.4km)

今年は欠場

今度の中国山口駅伝、今年の山口県庁チームは出走選手を揃えられないため欠場することになった。年が明けてのミーティングで僕は知らされたのだけれど、例年ならこの大会後に打ち上げを兼ねて行われる部の新年会が1週前の市駅伝の日に予定されていたなど、今思えば、もしかすると、昨年の早い時期から欠場の意向だったのかもしれない。どっちにしても残念である。僕は出場するつもりでいたから気落ちした。がっかりである。

確かに、今の戦力では、かなり成績の悪かった3年前よりもさらに悪い結果になりそうだし、この状態で出ると、ただでさえ緊張するハイレベルなレース、選手候補者は一層ビビるだろうと思う。僕自身、出場の名誉を受けるようになってこの3年、翌週に別大も続くスケジュールということもあって、一年で一番、神経の張り詰める時期であった。中国電力やカネボウ、西脇工業や洛南、世羅といった全国トップレベルの実業団、高校チームの集まる大会の緊張の度合いは昨年、記したとおり。でも、しびれるくらいに緊張する大会だからこそ、それゆえに出場できるのは選手冥利に尽きるものなのだけれど──。

チームとしての走ること

大寒翌日、寒波到来(アパートから望む)
大寒翌日、寒波到来(アパートから望む)

中国山口駅伝の練習を兼ねて、陸上部では毎年、年末の休暇初日と年明けとにタイム・トライアルを行っている。仕事納めの翌日、ゆっくり寝たいところに萩往還のコース途上にあるダム周囲を回るコースは昨年も今年も冷たい雨(雪)の降る朝だった。朝起きると雪がうっすらと積もっていた、僕のアパートから見えるダムのある山は真っ白に覆われていたから「中止だろう」「きっと皆も集まらないだろう」と思った。それでも、僕が一番近い位置に住んでいるのだから、と一応、出かけてみたら、みんな集まっていた。これには驚いた。感心させられた。監督もマネージャーもタイムキーパーも、市外の相当、遠くに住んでおられる方も。低血圧で朝の苦手な、おまけに気持ちからして走る用意ができていなくて案の定、全く走れなかった僕は、他のメンバーを尊敬するしかなかった。

年明けに競技場で行ったT.Tも然り。こちらも普段は練習日でも集まることのない我が陸上部が、この日は市外の勤務者もたくさん集まった。また、寒い中、やはり遠くからの監督やマネージャーまで来られることには本当に頭が下がった。二度とも監督その他の部員の方々のよく集まることに感動させられた。

(余談)「T.T」(タイム・トライアル)のことを僕は最初、「チーム・ティーチング」(複数教師の指導)かと思った(教育委員会勤務の経験があったから)。皆でランニング技術でも教え合うのかと思った。
 僕は練習でもいつも一人で走っている。陸上部に所属しているとはいえ、こうして誰かと一緒に走る、練習するということは、年間に3回あるかどうかという程度だ。
 この日もタイムトライアルとはいえ、競う相手もいなくて自分一人で走ることとそう大して変わりはなかった。でも、各自が皆、それぞれに頑張っている姿を知ることができる、そして部員のためにしてくれる人がいる、支える側の人もいるというのは、いつも一人で走るときと違って、充分過ぎるモチベーションになってくれた。駅伝やチーム練習の良さというものを再認識させられた。本来ならやはり、もっとこうしてチームでの練習を重ねないといけないのだろう。それぞれ職場の全く異なるメンバーで構成することとなる郡市の部への出場チームでも、そうやって初めてレースに臨むような、高い意識を持つことの求められる大会なのだから。

無念さは募るけれど

大会まで1週間を切るようになると、主催の中国新聞にも各チームの選手名簿や、出走チームの話題が掲載されるようになる。読むとますます残念さが募る。名簿に目を通すと、最近、県内の俊足ランナーの名前を知ることが増えてきた自分に気付く。県の西に東に、さらには県外の選手まで。これまでは意識していなかった、そうした選手と同じ土俵で走れていた光栄さというものにも気付かされる。

郡市チームを見ると、職場のそれぞれ異なっている選手達が、でも、お互い近くで生活する者同士、年齢も近い者同士で競い合っているのだろう、力を高めている環境にあるのだろうなあ、と思えて羨ましくなる。

雪景色の山口市街
雪景色の山口市街

中国山口駅伝は、宇部~山口~防府~周南と、いわば県の動脈といえる幹線を走る大会。近隣他府県からも多くのチームが出場する中、地元の県庁チームがいない、たとえ順位は悪くとも、いつものユニフォームが見られないのはさみしい。陸上部のみならず県職員も、沿道の観戦者も残念なはず。

そうはいえ、僕自身、一年後に出場し得る状態でいられるかどうか自信はない。「今年ダメだったから、また来年」と、たやすく呼べない大会である。新戦力の出現と現部員の底上げがはかられることを期待して、また出場できるようになるといいが。


第67回中国山口駅伝(中国新聞社)



 

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