第14回つわのSL健康マラソン

2004/3/21 津和野町役場前発着

大好きな大会

夢に津和野を思ほえば
夢に津和野を思ほえば

先週の実業団ハーフとは一転、この日を迎えるのが待ち遠しい。期待に胸躍らせて会場に向かう。一年で一番、参加を楽しみにしているといっていい部類の大会だ。

レース自体は山あいのコースを走る、とりたてて面白みがあるわけでもない、何ともない種類のものだが、津和野という素敵な町を訪れることのできるときめきがいい。車で45分、いつでも何度でもすぐに行ける地ではあるが、レースも町中の散策も楽しめる二重三重の楽しさがいい。前夜から、まさにピクニック気分。

朝早く到着し、レース前のまだスタッフ達も集まっていないひんやりとした町を歩くと、昨年の完走記にも書いた安野光雅さんの「夢に津和野を思ほえば・・・」の詩(歌)を思い出す。赤い鳥居の続く稲成神社、静かに流れる津和野川、鯉の泳ぐ情緒豊かな町並み。津和野は、山に抱かれた本当に小さな、故郷を離れた人が「夢に思ふ」ことのできる、夢にこがれる地だ。

初めてのガッツボーズ

思い入れが強いと、気持ちが寄り添うと、レースの方もそれに応えてくれるのか、過去2年はあと一歩のところで入賞を逃していたが、この日はスタート後200mでトップに立つと後は独走で先頭をゆく。先導のバイクの後を付いてゆきながら、山の中腹を走る山口線の黄色い車両が緑の中にしっくりと溶け込んでいることも鑑賞できて爽快だった。

「一応、1位らしくした方がいいかな」「一度くらいはしていいよな」と心の準備をしておいてから、役場前のゴールテープはガッツポーズで飛び込む。でも、これまで、たとえ1位でもガッツポーズなんかしたことがなかったように、僕にはあんまり似合っていないような気がした。最初で最後だったかも。

終わってみれば、10kmの自己ベストを更新。公認走路でなくても、36歳最後のレースで出せたことが嬉しい。やはり、僕はこの季節が得意だ。暖かくなると、誕生日が近付くと、桜の開花が迫ってくると心が弾む。足取りも軽やかになるのか・・・。5日後の37歳の誕生日も、気分よく迎えられそうだ。

力強く春を告げるSLやまぐち号

いつものように、この大会前日の土曜から、今年のSLやまぐち号の運行が始まった。この日も、ちょうど昼、弁当を広げていたところにSLが滑り込んでくる。山口に住んで11年、アパートから見えることもあって、春、夏、正月の運行シーズン中に走る姿の珍しさはもう失せている。けれど、このときの、津和野の山をバックにした姿は、いつも見ているそれとは全然、違って新鮮だった。凛々しかった。絵になっていた。

津和野川から望む
津和野川から望む
(右手奥に並ぶ幟が稲成神社)

今年はやまぐち号に合わせて、オープンカフェタイプの展望車で運転される下関―津和野間の快速列車「萩・津和野号」もこの日、運行を開始した。


春の在来線臨時列車 (山口県交通運輸対策室ページ)



 

  Related Entries


Message

メールアドレスが公開されることはありません。