第54回山口市駅伝競争大会

2003/01/19 山口南総合センター発着(7区間 31.8km)
(第3区 佐山公民館~イズミ物流センター 4.7km)

私の駅伝人生にゴール区間はない

昨年に続いての、また、4年前に続けての3度目の第3区。山口市駅伝が今の山口市南部を走るように1996年にコース変更されてから今年で8年目。さらに今のコースに定着して7年目。

この間、順に2、2、5、3、1、4、3、3区と走ったこととなる。4区を走った2年前には、このまま行けば全区間走破もできるかと考えもしたけれど、このところ3区で足踏み(?)状態。

僕が走るようになったのは、チームで盛り上がる駅伝こそに魅力を感じたからで、最初3年は駅伝しか出場したことがなかった程だ。けれども、ふと今回、思い出してみるに、走り始めるようになって13年目、幾多の駅伝に出場してきたつもりだけれども、駅伝でアンカーを務めたということがない。数えてみたら駅伝出場は38回目になっている。結構出たんだなあ、と思うと同時に、たまにはゴールテープを切ってみたい気持ちがしないでもない。あるいはこのまま、どこまでアンカー経験ゼロを続けてゆけるか、をひそかな愉しみにするのも悪くないかもしれない。

体調を整えて、ではなく

そんなことを考えられるようになったのも、ヒマだから、というより余裕が出てきたというべきだろう。今回の大会には随分リラックスした気持ちで臨んだ。

翌週に中国山口駅伝、翌々週に別大マラソンという、一年で最大のピークを続けて控えている身にとって、この市駅伝は調整の一段階くらいに思うこととした。これまでは、特に駅伝ともなると、他のメンバーに迷惑をかけられない思いもあって、いつも全力を注いでいたけれど、毎週毎週、体調を合わせようとベストを尽くしていたら本当に大切なレースを反故にしてしまう。チームもそのことは分かってくれているはずだから、今回はあえて前日までにかなり追い込んだ疲労のピークの中で走ってみることにした。昨年末の防府読売に合わせられなかった無念さや、加齢が及ぼす影響を避けられなくなったことを自覚した13年目にして、ようやくそんな境地に達することができるようになった。

貧血明け、3ヶ月ぶりのレース

11、12月に走れなかった分、今日が10月末の県実業団駅伝以来、約3ヶ月ぶりの僕にとってようやくのシーズン入りとなった。やはりレースの日の朝の緊張感、そしてタスキを受け渡す時の高揚感はいいものだ。

昨年と同じコースを、自衛隊山口(のこれも昨年に同じ走者)が1位、西京高校が2位、そして県庁が3位と昨年と同じ順位で、まるでビデオテープのように同じシーンを繰り返す。1位、2位の背中を見ながら、自衛隊のユニフォームが青、西京が赤、そして県庁が黄・・・と、これって信号の3色だよな、などと思う。3者が横に並べばそれなりに見応えはあろうけれど、残念ながら、というか当然というか、黄の僕は青と赤にどんどん引き離されていく。

結果、今年は周防大橋を渡るときの風もなく、昨年より良いタイムで少し安心。まだまだ決していいタイムとは言えないけれど、貧血が着実に改善されてきていることが証明できたし、疲労感を高めさせた中での感じとしては充分に納得できる。

レース感覚も取り戻せたかな、というところで、いよいよこれから「調整」。明日から思い切って休養し、翌週の中国山口と翌々週の別大に向けて──ここがきついのだけれど──そのいずれをも満足できる走りにしたいと思う。果たしてこの調整方法がうまくゆくものかどうか。今年の目標にも掲げたコンディショニング、初めての試み。

「手話友の会」も出場

山口市の手話サークル「手話友の会」が昨年に続けて2度目の出場。小さな市民駅伝だから、職場や地域や同好会など、どんな所属で出るかは人それぞれでこれまた同じ市内だからよく知る多くの顔ぶれが様々なチームをつくって出ている。僕も手話サークルに昨年、そして今日も「こちらのチームで」と誘われた。でも、まだ県庁陸上部に入部する7年前は、僕が「チームをつくって出ようよ」としきりに呼びかけても全く反応がなかったのに。

その友の会、1区に強力な助っ人を擁して総合48位の大健闘。今年はろう者も2人出走した。昔、山口市聴障福祉会としてろう者だけのチームで出たこともあるときいた。ビリだった翌年に順位を上げて敢闘賞か何かをもらったとかだったはず。アンカーのTさんは僕より一回り上の、同じ年男。結構見事な走りを見せてくれたから、いつかまたろう者でチームが組めるようにもなれるのでは、と思った。

友の会は選手のみならず、今年は去年以上に応援が繰り出していて盛り上がっていた。僕にとっても非常に嬉しかったのが、中継所で手話通訳者のAさんが偶然にいてくれたこと。通訳してもらえたおかげで注意事項も100%分かった。今、どんな順位で向かってきているのかの実況も教えてもらえた。注意事項なんてある程度お決まりのこととはいえ、全く分からないでいるのは「もしかすると大事なことを何か言ってるんじゃないだろうか」といつもいつも不安にさせられてしまうもの。おまけにちょっとした会話でもできると、気晴らしになるしリラックスできる。それだけで走る前の集中力というのが全然違ってくる。考えてみるとこれは大きいなあ、と思う。


山口県庁A
(監督:山本 選手:中村、山田、金子、徳吉、弘重、山家、古林)
1時間47分29秒
1部3位/15チーム
総合3位/62チーム
山口県庁B
(監督:山本 選手:斎藤、黒瀬、滝口、木本、松村、中沢、横沼)
2時間12分52秒
2部22位/40チーム
総合40位/62チーム


 

  Related Entries


Message

メールアドレスが公開されることはありません。