第14回夕やけマラソン1/10 inほうほく(角島)

2002/09/07 角島小学校発着

素敵な大会

6回目の出場。先々週の十種ヶ峰登山マラソンも個性の強い大会だが、この大会もとても魅力ある、僕の好きなレースである。本州最西端の海に沈む夕やけ・・・は、相手が自然のことゆえ、主催者の思惑通りには見れないこともままあるのだけれど、それでも海の美しさは格別。

それと大会にかける町教委ら実行委員の意気込み、ホスピタリティーというのをとても強く感じる。かなり気の行き届いた大会だ。

参加賞のTシャツもいい。世に数多くあるレースの参加賞でもらえるTシャツは、全員一律フリーサイズで一度洗濯すると伸びきってしまうような、おまけにひどいデザインの代物が少なくないのだけれど、この夕やけのは、きちんとしたスーパースターのメッシュ地を用意して、しかも胸のワンポイントのデザインもいい。このTシャツを着ているランナーはあらゆるところで見かけるし、僕も練習ではそれこそ擦り切れるくらいに着ている。Tシャツをもらうだけでも十分に参加する意味のある大会だといって言い過ぎでないと思う。2年前の角島大橋開通記念大会では、素敵なキーホルダー付きでもあった。

今年、その参加賞がTシャツではなくスポーツタオルと大会要綱にあったとき、ちょっと失望させられたのだけれど、現地入りした当日、それはこちらの勝手な見当違いであったことに気付かされる。バスタオルほどの大きなスポーツタオルに加え、今年はこれまた利用勝手のよさそうなトートバッグまで付いてくる。かねてからこの大会のセンスのよさに感心していたけれど、このトートバッグにも「さすが・・・」と思わずうなってしまった。おまけに毎年、デザインが変わるのも粋だ。走る前から、感心させられてばかり。

会場で、ずっと同じチームで駅伝に出ていた、また同じソフトボールチームを作っていたEさん夫妻に久しぶりにお会いした。「職場対抗のソフトボール大会もそろそろでは?」ときくと、実は今日なのだという。ソフトの方を欠席して、ペアの部に出場するためにこの大会を優先させてきているなんて意外だ。Eさんもソフトは好きなはず。でも、ソフトを蹴って(さぼって?)、夫婦でペアの部に出場するEさんのやさしさと、そして、確かにそれも充分納得できるほどの大会なんだ。

9月になると行事が増えて出られないことが多い僕も、今年は満を持して、妻と出場。ただ、10kの部に申し込んでいた妻は、残念ながら足の痛みが引かず出場を見合わせた(でも、ラッキー賞の豊北梨はしっかり引き当てた)。

秘密のつもりのホームページが・・・

アップ前、海岸を歩いていたとき、陸上部の松井君から、呼びかけられる。

「ホームページ見てます」。

「え゛っ」
  「・・・(まだ公開していないつもりなのに・・・・・・)」

実は最近、聴障者の間でもじわっ・・・と知られるようになってしまい、赤面していたところ。こちらはひとつ、リンクさせていたところがあるからやむを得ないのだけれど、陸上部にも気付かれてしまったとは・・・。個人の「密かな愉しみ」のつもりでいたのに。

「みんなにも紹介されていますよ」

「・・・・・・」

インターネットという特質上、誰もがアクセスできるオープンな媒体とはいえ、そもそも内容がかなり恥知らずなものであるから、「ホームページ見たよ」とメールで言われるのも、また、こんな風に面と向かって「足の痛みもあるんですね」なんていわれると、自分で載せていることとはいえ、恥ずかしい限り・・・。

閉鎖しようかと思った。

でもまあ、いつか公開しようと思っていたことなので、覚悟を決めさせられた。今後も恥を恐れず更新してゆくことにしよう。松井君とも初めて話をしたのだけれど、評判どおりに気さくで明るい人だった。よかった。ホームページがきっかけで話ができるならば、それも僕にはとても嬉しいこと。

強い浜風の上り坂

さてレースの方。今年から角島(つのしま)を一周するコースに変更。それまでがかなりアップダウンのあるコースだったから、多少はフラットになったのだろうかと思いきや、そんなことはない。おまけにこの日が特別なのか、あるいは、小さな島ゆえ当然というべきか、海から強い風も吹き付けてくる。

スタート後、最初2kmは追い風に乗って、また、先頭集団のややスローペースなのにも助けられて気持ちよくついてゆく。3km手前から傾斜が混じってきてばらつき始める。北側の海岸に出るといきなり正面からの強風。ここから7km手前まではずっと上り坂でかつ向かい風を受ける、かなりしんどいコース設定。夕やけどころではない、きれいな海も、素敵な灯台もゆっくり鑑賞する余裕などなく、何とか踏ん張ろうと頑張っていると、気が付けば前方100mに1、2位の背中を見ながら、3、4位を競う、まさかこれほど上位に食い込むとまでは思わなかった意外な展開になっている。

この風を受けての坂では、3位を競った修道大生と何度か入れ替わる。今年の別大を思い出し、風除けにされるならされたで、それもよかろうと思ったが、修道大生もそんなことはせずに横に並び、前に出る。(その気持ちがあればこいつも伸びるな)と、自分に余裕はないのに思ってしまう。

「上り坂」で「向かい風」はきつかったけれど、どうせきついなら二つまとめてくれた方がいいよ、と走りながら思えたのも不思議だ。中国山口駅伝の椿峠も思い出した。「だったら、自分は走れるはずだ」と思えてしまう。そして、7km手前から一転、急降下。今度は、左足すねの痛みがますますひどくなるなと思いつつ、ここまできたからには、と踏ん張る。

最後2kmで南側海岸のフラットなコースに戻る。3年前の夏、フェリーで遊びに来た時、角島灯台へはひとつ先の尾山港で降船すべきところ、間違えて降りてしまった元山港だ。今日もきついけれど、あのときも照りつける暑さの中、あとどれだけ歩くのかと思って途方に暮れたことを思い出した。

ゴール~角島小グランド
ゴール~角島小グランド

ゴールの角島小学校前をいったん通り過ぎてラスト300mで折り返し。このまま総合で3位なら充分過ぎるほどの上出来だと思ったら、折り返してくる1、2位の胸のゼッケンで、彼らが20代であることに初めて気付く。
 「ということは・・・」自分でもびっくりしながら、30代の部を1位でゴール。

グランドに明かりが灯さる頃、閉会式。小学校の校長先生が全校集会で訓示する所なのだろう、グランドのひな壇で各部門1位が表彰を受ける。1位副賞は豊北梨とバラの花束。他の大会と違って、洒落ていると冒頭で述べたけれど、薔薇の花束というのもすごいね。町長からいただけるなんて名誉も最初で最後かも。参加賞、ラッキー賞、1位副賞と合わせて妻と二人で豊北梨10個也。しばらくおいしくいただけそう。

たくさんの賞品
たくさんの賞品
レース後は予定どおり、川棚温泉に浸り、瓦そばを食べて帰る、至福の土曜日。



1)?-2)6:22-3)3:19-4)3:40-5)3:24(16:47)
  6)3:43-7)3:47-8)3:00-9)3:16-10)3:15(33:50)

余禄

大会に集まるランナーは、各地の参加賞のTシャツを着てくる人たちであふれる。今年、圧倒的に多かったのはやはり、この夕やけのTシャツ。面白かったのは、今年僕らも出かけたいぶすき菜の花マラソンのTシャツを見かけたこと。やはり、メジャーな大会なんだなあと思ったら、川棚温泉でもそのタオルを使っている人を見た。

さらに、妻の話によれば、温泉を浴びた後、初老の男性グループが今後のレース計画を話し合っていて、早くも来年のいぶすき菜の花マラソンのことを熱心に言い合っていたのだという。何でも、どこそこのホテルは抽選になるほどの人気だから早めに申し込まないと・・・ということらしい。今年1月、大会直前に宿を手配しようとした僕らが、3畳の部屋しか見つけられなかったのもむべなるかな、と妙に納得してしまった。



 

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