第65回中国山口駅伝

雨中の椿峠を激走

晴れることを疑っていなかったが、結局、雨は週末の2日間ずっと降り続いた。「雨だけは勘弁してほしい」と思っていたのにスタート前から容赦なく冷たい雨が強く降ってくる。けれども、終わってみれば「雨中の激走」と呼んでもいいような、予想以上の好結果を得ることができた。

1月の陸上部T.T後のミーティングでこの区間を打診された時は冗談だと思っていたが、期待されているのか他にどうしようもないのか、結局、本当に最長区間の6区を任されることが決まった。それからは日々、戦々恐々として過ごした。

カネボウ他強豪チームがハイペースでトップを通過するから、7割以上のチームが繰り上げスタートになったという。4区以降は、結局、たすきを受け取ることも渡すこともできなかった。それでも走っている最中、「他の部員も力走したのだから」と思う。「自分だけが楽をする訳にはいかない」という気持ちになる。個人のレースやマラソンとはまた違う、駅伝という競技の、チームプレーの醍醐味。

繰上げスタートが幸いした面も大きかった。同ペースの選手に何とか付いていこうという思いが必死さにつながる。防府読売で最後まで競った(そして、翌週の別大でも最後の最後に競った)選手にはかなり大きな差を開けられてしまい、舌を巻いたが、残り1kmで広大クラブをかわし、一般の部の区間最下位を免れることもできた。

雨が降っていたから、シューズはライトスカッドではなく、ウェーブスペーサーGLを選んだのも悪くなかった。足裏のウオノメを強く刺激する、硬い足裏のシューズだが、今日に限っては悪くなかった。購入直後に失敗だと思ったシューズで好タイムの続くのも不思議だ。

昨年は、小郡~県庁という県庁陸上部としては一番晴れがましい区間を任された。今年は、地元防府を通り抜けた。国道2号線を走ることも、椿峠を駆け上ることも、この年まで考えもしなかったことだ。


 

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