第65回中国山口駅伝

2002/01/27 宇部市役所~阿知須~小郡~山口~防府~新南陽~徳山市役所(7区間 84.4km)
(第6区 防府市八王子~戸田駅前 15.9km)

雨中の椿峠を激走

晴れることを疑っていなかったが、結局、雨は週末の2日間ずっと降り続いた。「雨だけは勘弁してほしい」と思っていたのにスタート前から容赦なく冷たい雨が強く降ってくる。

けれども、終わってみれば「雨中の激走」と呼んでもいいような、予想以上の好結果を得ることができた。

1月の陸上部T.T後のミーティングでこの区間を打診された時は冗談だと思っていたが、期待されているのか他にどうしようもないのか、結局、本当に最長区間の6区を任されることが決まった。それからは日々、戦々恐々として過ごした。

2003年大会 4区松井選手

それでも、スタートまでの緊張の度合いが強いほど、その快い緊張感の中でも力を発揮することが出来る。他チームに比べて、格段に自分の実力が落ちることは充分自覚している。しかし、いざ走り出してみればもう後には引けない、何の言い訳もできない、追い詰められた状態が僕は嫌いではない。56分で走れれば充分だと思っていた区間を、55分02秒で快走することができた。自分の走力なりに責任を果たせて嬉しい。

カネボウ他強豪チームがハイペースでトップを通過するから、7割以上のチームが繰り上げスタートになったという。4区以降は、結局、たすきを受け取ることも渡すこともできなかった。それでも走っている最中、「他の部員も力走したのだから」と思う。「自分だけが楽をする訳にはいかない」という気持ちになる。他の6区間のメンバーそれぞれを思い浮かべると、彼らの真剣さ、全力を尽くそうとする一人一人の気質が呼び起こされてくる。僕もそれを見習いたいという思いが気持ちに喝を入れ、鞭を叩く。個人のレースやマラソンとはまた違う、駅伝という競技の、チームプレーの醍醐味だ。

繰上げスタートが幸いした面も大きかった。同ペースの選手に何とか付いていこうという思いが必死さにつながる。防府読売で最後まで競った(そして、翌週の別大でも最後の最後に競った)選手にはかなり大きな差を開けられてしまい、舌を巻いたが、残り1kmで広大クラブをかわし、一般の部の区間最下位を免れることもできた。

雨が降っていたから、シューズはライトスカッドではなく、ウェーブスペーサーGLを選んだのも悪くなかった。足裏のウオノメを強く刺激する、硬い足裏のシューズだが、今日に限っては悪くなかった。購入直後に失敗だと思ったシューズで好タイムの続くのも不思議だ。

昨年は、小郡~県庁という県庁陸上部としては一番晴れがましい区間を任された。今年は、地元防府を通り抜けた。国道2号線を走ることも、椿峠を駆け上ることも、この年まで考えもしなかったことだ。

両親と妻とに応援してもらえたこともいい機会だった。


 

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