パリ、テキサス

シンプルで美しい映像

パリ、テキサス

週末の名作映画鑑賞。今日は運良くスクリーンで。

2年前の朝日新聞別刷りbe on Saturday<愛の旅人>シリーズでも取り上げられたのを憶えていて、気になっていた映画。

ヴィム・ヴェンダース監督の中でも最高傑作の評高い作品。氏の代表作としてはもうひとつ、『ベルリン・天使の詩』を17年前に劇場で観たことがある。そのときの僕には高尚すぎてよく分からないまま終わった感じなのだが、こちらはシンプルな映画。

登場人物は少なく極めて淡々と進む。映画のコマ割りというのか、主に2人の会話が、交互のシーンで画面一杯、顔のアップを大きく左右半分ずつに使って、でもその単純な切替がとても美しい背景で観ていて胸のすく映像。

1984年西ドイツ・フランス映画。──にして、舞台はテキサス、ロス、ヒューストン(「パリ」はフランスのパリでなく・・・)なのは何故だろう? と思いつつ、80年代半ばというのはまだアメリカが輝きを失っていなかった頃──といえるかな。アメリカの美しさを切り取ることができたのもドイツ人監督だからこそ、なのだろうか。

なんでもない日常の光景がすごくシブくてかっこよくてシンプルなストーリーを引き立てている。

先々週アップした「ライフ・イズ・ビューティフル」に続いて、こちらも家族の、父子の愛の物語、そしてカンヌ映画祭グランプリ作品。

ナスターシャ・キンスキー

極めてシンプルな設定、女性は2人しか登場しない(といっていいほど)。2人ともがメインでともに美しいのだが、若い方がその若さ(設定上も)ゆえの妖艶なまでの美しさを存分に放っている。

ナスターシャ・キンスキー ・・・と帰ってから初めて知って「そうだったの」「聞き覚えあるね」・・・。もちろん女優として(も私生活上も)申し分ない活躍、実績なのだが、もっと個人的に想い出が・・・。

何だったろう? と記憶をたぐりよせる。確か僕が中学・高校の頃『スクリーン』や『ロードショー』の全盛時に表紙を飾っていた気がする。何で「個人的」にこの名前に引っかかるんだろう? と出演作を調べて謎が解けた。

レッスンC

レッスンC

1978年作。彼女が17歳。僕が観たのが中2か中3か・・・のあたり。よくこんな映画が田舎の劇場で封切られたものだと今では思う。当時の目眩とときめきとを思い出した(笑)。

それから、子どもが父に要求するのが「トランシーバー」。これも、その年頃の子が欲しがる一番のものだよね、と我が身も重ねて思い出していた・・・と、こちらは観ながら気付いたのだけれど、映画の中のこの子はあと1ヶ月で8歳になる。当時(1984年)の僕と同い年、同年齢だった訳だ。

そんなこんなの懐かしさも堪能。


コミュニティシネマ山口


満足度:★★★★
1984年西ドイツ・フランス
2007/11/17 コミュニティシネマ山口にて鑑賞


 

  Related Entries


 comment
  1. peko より:

    こんにちは!お久しぶりです。(*^_^*)
    明日から、しものせき映画祭始まります。
    よかったら、見に来てください。

  2. より:

    お久しぶりです。
    夕凪・・・は評判いいですね。
    行けるかなあ・・・

Message

メールアドレスが公開されることはありません。