アルプス 世界最大の村芝居

美術館のような村

夕食時にリモコンを流していた今夜のTV、NHKのワンダー×ワンダー「アルプス 世界最大の村芝居」が面白かった。

ドイツのオーバーアマガウ(Oberammergau オーベランマーガウ)という小さな村に世界中の人々が呼び寄せられる、10年に一度、開催される「キリスト受難劇」を目指して。

番組はこの受難劇の歴史を村の人々とのかかわりを通して紹介していたが、何より僕には特にこの時期、強烈に恋い焦がれるアルプスの映像に目を惹き付けられた。

予告も内容も知らずに見始めたので最初はどこの村なんだろう? と、スイスかイタリアか・・・などと推測を巡らしていた。紀行番組でもないから特に説明もないのだが、番組の後半、町の家や建物に描かれる壁画(フラスコ画)のシーンがあって、それが2年前に訪れたチロルを彷彿とさせるものだった。

もしやチロルの近郊か? と思っていると、ドイツの村だということを知らされて意外だったのだけれど、調べてみるとオーバーアマガウという村がドイツ南部の地域で(オーストリア西部の)チロルにも非常に近い。

地図で見ると国境を挟んで至近距離にあることが分かり、それで壁画(文化)も共通するのだろう、とうなずけた。当時の旅行記に僕も「街中が美術館」と書いたけれど、まさしくこのオーバーアマガウも「美術館のような村」という代名詞。ちなみに「ゼーフェルト」と「オーバーアマガウ」で検索していたら、僕らの泊まったホテルのページに31kmという案内があるのにぶつかった。卑近なたとえだが、ここ山口と津和野も県境を越えるが実はとても近い、その50kmよりもうんと短い距離だ。

インスブルックから東に行くのも西に行くのも(ドイツの)ミュンヘンであるのに戸惑ったことも書いたが、ゼーフェルトからそんなに近いのだったらここを目指して北にも行ってみれば良かった。

おいそれと二度目は行けない、最初で最後のつもりでいたが、やはりまたいつか必ず、とハマッてしまう磁力がある。


満足度:★★★★
2010/07/03 NHK総合にて鑑賞


 

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