交渉人 真下正義

「踊る──」シリーズを初鑑賞

交渉人 真下正義

邦画に字幕のつく特別プリント版はごくわずかの作品で、上映箇所・時期も限られるから、観れるときはとりあえず観ておこうと思う方である。この作品はご存じ「踊る大走査線」のシリーズもの。ところが、僕は実は「踊る──」の前2作をどちらも観たことがない。2年前の前作も字幕上映はされたのだが、そのときは観る機会を逸していたのだ。特に前作は邦画興行収入の1位を記録した大ヒット作となっただけに、未だ東京ディズニーランドに行ったことがないのと同じく、自分が平均的日本人から後れているような複雑な気持ちを感じないでもなかった。

TDLにはまだ行く予定はないが、「レインボーブリッジを封鎖せよ!」はいつか観てみたい。

東宝映画に主に付きやすいのだが、日本語字幕上映の予定は全国一斉にスケジュールが示される。当初、山口での字幕上映の予定はなかった。広島や福岡にまで出かけて観たいと思うほどのものでもなかった(観たいときは割とよく行く)。その後、山口での上映が実現した、追加されたのは何かの働きかけがあったのだろうか? 何にせよ感謝します。多分、2、3本のフィルムを全国でリレーするためだろう、通常なら各地の上映はせいぜい2日間しかない(しかも必ずしも週末とは限らない)ところ、残り物には福がある、というように、今回の山口は全国で最後の上映箇所として一週間の字幕上映ロングラン? となった。

おかげで平日の仕事帰りに寄ることができた。平日の映画鑑賞なんて久しぶりのこと。仕事帰り、妻と待ち合わせて落ち合うなんて、ちょっと都会的な行動に思えて(でも自転車で)、年甲斐もなく心弾んだのだが、一週間の上映をするほどのニーズがあるとも思えなかったように、来場者は僕ら夫婦2人のみ。館内貸し切り上映であった。

内容の方はまあまあ。最後まで緊迫感あって楽しめた。ただ僕は、映画でなくともそうなのだが、こうして組織で働く状況、様子を見ると、頻繁に電話(携帯、無線)のやりとりをしつつ、チームで一刻一秒の任務に当たろうとするとき、きこえない身の自分が果たせることの何かを考えないわけにゆかず、大きな無力感に襲われてしまう。あと、映画中、キーとなる「フィガロの結婚」ってどんな曲なのだろう? 傑作「ショーシャンクの空に」でも大きなポイントとなる場面で流された。これ(音楽)ばかりは字幕(視覚情報)でカバーできない・・・。


「交渉人 真下正義」日本語字幕上映スケジュール


満足度:★★★
2005年日本(東宝)
2005/06/20 ぱるるプラザ山口で鑑賞

「海猿」に感動

話は全く変わるが、昨夜、TVで観た「海猿」が素晴らしかった。感動した。涙が出た。最高に笑わせて、思い切り泣かせてくれた。「愛と青春の旅立ち」を忠実に下敷きにして、かつ、日本人好みに仕立て上げている。これこそ青春、と、グッと心にきた。「愛と──」もアメリカ映画史上に残る名作だろうが、こちらもそれに劣らぬ傑作と呼べるのでは。「交渉人──」の方はすっかりかすんでしまった。

これもフジテレビジョンの製作で昨年の作品だったけど、ロードショー時、日本語字幕はなかったよなぁ。こんないい映画こそ、劇場で観たかった。本当に、こんなにいい映画だとは知らなかった。来週からTVドラマ化されるというのが納得できる。最近は洋画以上に邦画の良さが目立つ。もっともっと観たいと思う。

今、話題なのは山口県下関市(旧豊北町)角島を舞台にした「四日間の奇蹟」。残念ながら、今のところ、日本語字幕プリントの上映予定はないよう。それから、「戦国自衛隊 1549」。こちらは既に日本語字幕上映が始まっているのだが、これまた残念ながら山口での上映は予定されていない。今回の「交渉人」がそうだったように、追加でいいから、全国で最後の上映でいいから、山口でも上映してくれないかなあ。


満足度:★★★★★
2004年日本(東宝)
2005/06/25 TV(フジ系プレミアムステージ)で鑑賞


 

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