半落ち

映画版初鑑賞

半落ち

レンタルDVDには日本語字幕がなく、残念に思ったことを覚えている。今夜のTBS特別企画で初鑑賞。

映画自体は静かに展開してゆく進行が良かったと思う。映画には映画ならではの映像の分かりやすさ(や音響効果)があっていい。役者の演技力にも魅せられた。

原作を知っていると、やはり2時間の短い時間では全然、物足りないのだけれど、時間の制約ある映画で、原作のどこをどう取捨するか。その意味では核心を外していなかった。

「推理」モノとしての主題はきっちり演じられていた。

原作も面白いが、映画も良し

僕は「本棚」で、法にからむ男達の物語、その熱い生き様の面白味を述べた。

でも、映画にそこまで詰め込むと焦点がぼやけてしまうことは確実で、映画は主題だけをシンプルに、そして感動的に抽出していた。それが正解だ。かつ、原作にない脚色も少し、加えられていて感動を増幅していた。

原作を知らずとも、知る必要なく楽しめる。感動できる。

でも、もしこの映画を見てここに登場する男達の心の奥底をもっと知りたいと思うなら、原作を手にされることをお薦めする。僕自身はやはり、主題は男達の生き様を描くところにあると思うので。原作は期待を裏切らない。


講談社文庫

半落ち/羊の本棚


満足度:★★★★
2004年日本
2007/12/27 TBS 映画特別企画にて鑑賞



 

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