やめないよ

三浦知良(2011年刊新潮新書)

2011/02/06読了、2011/02/08メモ

上を向いている限り

今月26日に44歳になるカズの、日経新聞スポーツ面に連載されているコラム「サッカー人として」の2006~2010年5年分の書籍化。

もちろん、コラムは欠かさず読んできた。気に入った記事はスクラップにもしているし、このブログにも何度か引用してきた。コラムというのは掲載された「その時」こそが内容も旬であり面白いもので、また、最近は不定期掲載になってしまっているから掲載の日を首長くして待っている、そうした瞬間ゆえの感動が大きいのだが、後でこうしてまとめた本で一気に読んでしまえるのは興はだいぶ薄くなってしまう面もある。

まあそれはそれで、カズがここ5年を振り返って年月の経過、自分の気持ちの変化に気付けたように、再読しての面白さもまた格別。あらためてカズの意識の高さに学ばされる。

同い年最大のヒーロー

カズの誕生日の4週間後に自分も44歳。以前、書いたけれど、個人的に選ぶ同い年(同学年)のダントツ代表人物(ちなみに女性は紀子さま)。

結構、カズ関連のエントリは多いので、いつか整理してみたい、そのうち新カテゴリにしてもいいかなと思っていたほど。

体力の衰えやケガの多くなる必然や、にもうまく付き合いながら現役にこだわる、サッカーを、人生を目一杯楽しむカズの姿勢をこれからも見習いたい。

内容はもう読んできたことなので、ここでは触れない、また時々に書くかもしれないけれど、プロローグだけが書き下ろしになるのかな。冒頭、「これが最後のチームになるかも」「毎年が崖っぷち」「一年一年の勝負」というのも、比べるのはおこがましいが、僕も走ることはその気持ちだ。

また面白いたとえを引用している箇所で、ボクサーのアリはパーキンソン症候群になって普段は手が震えているのに、ファイティングポーズをとったときだけ震えが止まる、という話。これはうなずけるよね。

僕もここ2週続けて駅伝、レースを走っているけれど、そのレース前一週間は練習できた(走れた)のが一日か二日の、身体は痛い痛いと発している、レース前のアップまでそうでいながら、スタートラインに立つとその痛みが麻痺して一時的に消えてしまう。戦闘モードになってしまうんだよね。

ただ、僕は、そんな悔しさも含めて、いまもなおサッカーというスポーツを続けられていることが楽しくて仕方ない。


未知の領域をこれからも、苦しみながら、楽しみながら、一歩ずつ踏みしめて歩いていこうと思う。

満足度:★★★★


 

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