カズオ・イシグロにノーベル文学賞
記憶と幻想の世界
昨年のボブ・ディラン受賞に続けて嬉しいニュース。最近の選考委員は賞そのものよりサプライズを楽しんでいるのでは(笑)
まあでも春樹はボブ・ディランが好きだし、イシグロは春樹を尊敬しているし(お互いがリスペクトし合っているし)、最後はやっぱり原書が英語か日本語かというのが大きいのだろうけれど、ともあれ、春樹系譜なのは面白い。
母国が日本であるけれど、イギリスで育って英語での作品、同様に、近い将来は、母国中国を棄てて米国から英語で発表するイー・ユン・リーか、ハ・ジンが受賞するのではないかと思う。
- わたしたちが孤児だったころ
- わたしを離さないで
- 浮世の画家
- 充たされざる者
- 遠い山なみの光
- 降っても晴れても
- 夜想曲集---夢の残滓
- 夜想曲集---モラトリアムな人生
- 夜想曲集---書評評
- 未来が見えない閉塞感
- ETV特集 カズオ・イシグロをさがして
- カズオ・イシグロの実像 1
- イーユン・リー/綾瀬はるか/カズオ・イシグロ
過去のエントリ分一覧。代表作は「離さないで──」になろうけれど、大体がイシグロの作品はちょっとヘビーなところもあるので取っつきにくい感はあるかも。短編の夜想曲集が気楽に読めて面白いです。

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