銀婚式 / ダイ・ハード3

篠田節子(2010年毎日新聞)

2010/05/02連載開始、2010/06/20メモ

男の生き方

日曜くらぶ「銀婚式」
日曜くらぶ「銀婚式」

毎日新聞日曜版別刷の連載小説「銀婚式」が面白い。

購読している日経新聞の販売店が毎日なので、おまけで付けてくれている。これまで続いた角田光代、石田衣良、古川薫らの実力派作家は読めずにいたが、今回の篠田節子氏は仕事に生きる男性ビジネスマン、という普遍的な主人公の設定がなかなかストレートに魅了してくれる。今日で8話目。

仕事に生きる熱き男、といっても順風には運ばない。ニューヨーク支店に勤務していた時に証券会社が破綻、妻との離婚、清算業務を終えて帰国直後にテロ事件が起こり命拾いしたこと・・・、とバブル期以降の20年のまずは序盤を描いているというところか。

再就職後の保険会社では社内の士気の低さに少々とまどい、妻子との関係が今後あるいは修復されるのか、おそらくバブル崩壊後のこれからが本題のはずの、この先、どう展開してゆくのか楽しませてくれそうだ。

ダイ・ハード3

今夜の日曜洋画劇場「ダイハード3」を見ながら、当時のアメリカらしいアメリカの頃の元気の良さ、男らしさ・・・と、バブルの頃の賑わいと、を今、失ったが変わらぬ男の・・・というよう勝手な僕の思い込みだが、映画と小説と、何となく重なってみえもした。

日々の連載小説だと毎日、追いかけるのが大変だけれど、一週間に一話のペースというのが長過ぎず短か過ぎずの感覚でちょうどいい。



 

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